天皇と富士山:美しい富士山の姿がなくなったら
問
一昨年、『素敵な宇宙船地球号』という番組(環境改善の取り組みなどを紹介している)で、「わが心の富士山が消える」という題の放送を見ました。内容としては、このまま地球温暖化が進むと山頂の永久凍土というものが溶け出し、誰もがイメージする冠雪をいただいた美しい富士山ではなくなってしまうこと、さらに富士山の形が崩れ、生態系が変化し緑に覆われてしまうというものでした。時折、説法会や会報誌などで自然災害や現象などを社会の事象になぞらえてお話しされますが、消えゆく富士山をどのようにお考えになりますか? (主婦 40代)※本問答は2006年2月のものです。
答
国の象徴は富士山であり人の象徴は天皇である大和美国
先の話なので、まだそこまで心配しなくても良いと思うが、確かにこの点は、私も以前より心配していることではある。
その意味で、温暖化は避けないといけないのだが、隣に大量の煤煙排出を続ける巨大公害国家中国が出現してきたこととも相俟って、座視出来ない状態になりつつあるのも事実だ。
因果論的観点に立脚して述べれば、温暖化とは関係なく皇統の伝統が破壊されれば、同じく国の象徴的中心としての富士山が崩壊することも、象徴としてあり得ることである。
また、日本人の精神がこのまま失なわれ続けるならば、象徴としての富士山が失なわれることはあり得る。
日本国の象徴はその国土全てであり、その国土の象徴は富士山であり、日本人の象徴は天皇であるのだ。
富士山と天皇は、決して切り離して考えるべきではない。
とはいえ、日本史上では、国の象徴としては、富士山よりも天皇の方が遙かに長い。
その意味では、富士山よりも天皇の象徴性の方が、より重要であると言わなければならない。
富士山は、世界が認める美しい山である。
いずれは造山活動によって崩壊するのが自然の定めだが、いまは、日本人自身が、万策を以て、出来得る限り、富士の美しさを守るべきだ。
