瞑想:複数を対象にするより一事に集中すると良い
問
瞑想中、一度に沢山の疑問の思考をしないで一つずつ行った方がよいのですか。答
日常的に、沢山の疑問が生じるのは良いことである。 また、自然なことだ。 しかし、瞑想中は、一点について集中すべきである。 もし、複数の事についてやろうとすると、意識が散漫となり、うまくいかない傾向にある。 よほどの熟達者でないと効果が上がらない。 その点、一つの事だけに意識を集中した場合には、確実に答えを頂けるものである。 それは、一瞬にして閃(ひらめ)くように答えが出る場合がほとんどである。 しかし、中には、ジワーッと心の奥底に伝わってくる場合もある。 また、その疑問がより高度なものであった場合には、劇的な体験と共に、「悟る」といった感覚で、現出するようになる。 この種の体験になってくると、一般の人には、なかなか出会えない。 この段階は、私が「段階的悟」と呼んでいるものである。 それは、一生の間に、そう度々と訪れることはない。 これを体験した者とそうでない者の差は歴然としている。 深い理に精通するようになるからである。 また、世間の知識を必要とすることなく、真理が把握できるようになる。 そして、遂には、真の悟を得るところまで至ることになるのである。