親と子:親のことを受け入れられないのですが

親のことを受け入れるには、どうしたらいいのでしょうか。(学生 18歳)

あなたもまた哀れな親になるのだと自覚し親を受け入れよ

余りにこの質問は多い。
信じられない程に多くの人が親とのシコリをかかえている。
本来なら信頼仕合い支え合う関係の親子が、斯く悩みの原因となってしまうのだから、哀れである。

親子の場合どちらが悪いのか?といえば、百パーセント親が悪いのである。
子というのは親の言いなりであり、百パーセント洗脳される関係にある。
にも拘わらず、子が親を嫌いになるには、それなりの理由がある。

先ず、親には一般に父母の二人がいることを認識しなければいけない。
そこで、果たしてその子は、その両親のどちらの影響下にあるか考える必要がある。
一般には母親の影響下に入る。

それ故、ユダヤでは、母親がユダヤ人でない限り、ユダヤ人とは認めないというのである。
父親がユダヤ人でも、母親が異人種だとユダヤ人と言わないというのだから、驚いてしまう。
勿論、信仰などの強い要請があれば許可が出るのだろうが、それ程に、母親の影響は決定的であるということを意味している。

だからあなたは、この母親が如何にあなたと関わったかを、一度きちんと回顧する必要がある。
父親と違い、母親は子を自分の分身と見る傾向が強く、自分の一部であるのだから、自分の好きなように扱ってよいのだと考えるのである。
特に、夫婦仲が悪い時には、母から父の悪口を聞かされる為に、子には屈折した心が生じてしまうのである。

更には、子の長ずることが理解出来ない母親は、いつまでも自分の側に置いていたいと画策し、その様に子を育てようとする。
ところが、そこには真の愛情が存在していない為に、子には不満となることが幾度となく生じることとなり、遂には、親子の対立が始まることになるのだ。

母親が子を私物化せず、一人の人格として、その長所を生かし短所を改善し、より幸せな生活を与えることに専念したならば、親子の葛藤など生じ得ないことである。
ところが、父親と違い、母親は、そんな子を受け入れることが出来ないのである。
自分の子は常に自分の傍らにいないと許せないのだ。

一方、自分の命令だけが一番と思っている感受性に乏しい父親もいる。
こういう父親は子から全く受け入れられない。

それでも、子は親を無条件で愛しているのである。
子は、親に認めてもらいたい一心で生きているのだ。
子を認めない親は最低である。

そして、子であるあなたは、親を世俗に生きる迷い多き哀れな人間という客観的視点で受け入れるだけだ。
つまりは、親子という絶対的関係に情愛の念を以て接し、更に受け入れ、昇華しなければならない。

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